<マツバラン>
  マツバラン科マツバラン属は、世界の熱帯から亜熱帯に広く分布する一属一種のシダです。常緑で、主として岩場に着生します。このシダは、葉緑体を持たず、細胞内に菌糸を含んでいる細胞の層があり、最も原始的な維管束植物の一つとされます。ほうきのような草型には愛嬌があり、古くから日本人に好まれ、多くの園芸品種が作出されています。