<タツナミソウ>
     シソ科タツナミソウ属は、世界に広く分布しており、約200種が知られています。日本には15種ほどが見られます。葉は対生して普通鋸歯があります。花は2個づつ一方向に偏って付きます。
     写真のタツナミソウ丘陵地の半日影にはえる多年草で、茎は短くはった地下茎から立ち上がり、高さ20cm程度で、白色の荒い開出毛が目立ちます。花序の形は泡立つ波を連想し、魅力的な植物の一つです。