<ハマジンチョウ>
     ハマジンチョウ科は、主としてオーストラリア及び太平洋諸島に分布する常緑低木で、4属90種ほどが知られている。茎はやわらかく、葉は互生、単葉で鋸歯がない。花は葉腋に単生又は数個が束生し、5数性となる。日本にはハマジンチョウ属の2種のみが知られている。
     写真のハマジンチョウは、本州の志摩半島、九州西南部、沖縄の海岸沿いに見られる高さ1−2mの低木。1−3月にかけて花をつける。写真は正月に長崎県五島列島で撮影したもので、人がいない海岸にひっそりと咲いていた。