<キバナノホトトギス>
     ユリ科ホトトギス属は、山地の林縁などに見られる多年草で、東アジアからインドにかけて約20種ほどが知られていますが、日本では約半数の10種類が見られます。ホトトギスの花は紫色ですが、他の種類は黄色の花をつける種類が多いです。
     写真のキバナノホトトギスは、宮崎県でみられるホトトギス類で、花柄が他種に比べて著しく長く、褐色の毛が密生するのが特徴で、観賞用にも栽培もされています。明るいレモン色の花は大きく魅力的で、登山道沿いの比較的明るい林縁に群生しているところをみると、つい立ち止まってしまいます。