ハコベ<繁縷> ナデシコ科 ハコベ属 Stellaria media

     道ばたや市街地に普通に見られる越年草。鉢植えの雑草の一番手かもしれない。高さは10cm程度。花びらは一見して10枚に見えるが、ナデシコ科なので実は5枚である。
     似た種にウシハコベとミドリハコベがあるが、ハコベは雌しべの柱頭が3裂なのに対して、ウシハコベは5裂、ミドリハコベは雄しべの数が多いので区別可能である。別名コハコベ。
     春の七草の一つである。
     セリ ナズナ ゴギョウ(ハハコグサ) ハコベラ(ハコベ) ホトケノザ(コオニタビラコ) スズナ(カブ) スズシロ(大根) これぞ七草。

    分布 日本全土
    花期 3−9月
    撮影 長崎市 03.2.9、 04.2.11、 島根県 08.3.22




     科名一覧に戻る