<マツグミ>
 ヤドリギ科は、樹木の幹に着生する半寄生の低木で、日本にはヤドリギ属、ホザキノヤドリギ属、オオバヤドリギ属、マツグミ属、ヒノキバヤドリギ属に6種あまりが知られており、世界には熱帯から温帯に広く分布し、約30属1300種が知られています。
 マツグミは、本州、四国、九州に分布する半寄生の常緑低木で、アカマツ、モミ、ツガなどに寄生します。実はほんのり甘く、粘着性があり、鳥が好んで食べて、糞とともに樹木に着いて発芽し、着生します。