<シュンラン>
 ラン科のシュンラン(シンビジュウム)属は、日本には本種をはじめ、カンランやヘツカランなど園芸目的で栽培されるものや、マヤランのように葉を退化させた腐生植物など8種が知られており、世界にはアジア・オーストラリアに約40種が知られています。カンランのように、花色は地味ですが、魅力的な強い香りを放つものもあります。
 写真のシュンランは、北海道の奥尻島、本州から九州に分布する地生の多年草で、春の3−4月に淡黄緑色の花を1個頂生する。和名は中国名の「春蘭」に由来します。