<カビゴケ>
 クサリゴケ科のカビゴケ属は、日本にはカビゴケなど4種が知られています。植物体は、生きた植物の葉の上で生育するおもしろいコケです。
 写真のカビゴケは、福島県以南の温帯〜熱帯にかけて生育し、茎の長さは5mm程度の小さなコケです。サロメチールに似た独特の臭いがします。和名は、植物体が葉に生えたカビのように見えることに由来します。