<ミツガシワ>
 ミツガシワ科は、湿地や池に生える多年草で、世界に約40種が知られてる小さな科です。リンドウ科に近縁とされますが、葉が互生で、師部がなく、細胞間隙が大きいなどの違いがあります。
 写真のミツガシワは、北海道から九州の湿原や池に見られる多年草で、春から夏にかけて高さ20cm程度の花茎を伸ばして、20個程度の花を付けます。花には、この科の特徴となっている花冠の内側の白い毛があり、魅力的に見えます。和名は、3個の小葉がカシの葉に似ていることに由来します。