<ミツマタ>
 ジンチョウゲ科ミツマタ属は、東アジア〜インドにかけて4種が分布しています。落葉又は常緑の低木で、密に分枝します。
 写真のミツマタは、中国南部からヒマラヤにかけて分布する落葉低木で、日本には室町時代に渡来しました。夏頃に枝端が三つ叉に分枝するので、和名の由来となっています。和紙の原料植物として本州以南の各地で栽培され、一部は逸出して野生化しています。