<ハナイカダ>
     ミズキ科は、多くは高木又は低木ですが、高山植物のゴゼンタチバナのような草本もあります。葉は単葉で互生又は対生します。北半球の温帯に100種ほどが知られており、日本にはミズキ、ヤマボウシ、ゴゼンタチバナなど数種類が知られています。
     写真のリュウキュウハナイカダは、ハナイカダの亜種で沖縄にみられるもので、1月から4月にかけて花を咲かせます。基本種のハナイカダに比べて葉の幅が細いのが特徴です。この仲間は、葉の主脈の中央付近に花をつけるというおもしろい植物ですので、簡単に名前を覚えやすい植物のひとつです。