<ミヤマツチトリモチ>
     ツチトリモチ科は、葉緑体がない寄生植物で、樹木又は多年生草本の根に寄生します。主として熱帯性で、アメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに16属100種あまりが分布します。日本には、ツチトリモチ属の5種が分布しています。
     写真のミヤマツチトリモチは、標高500m〜1600mの落葉樹林に生育する多年草で、寄生は、カエデ属のイタヤカエデやウリハダカエデなどに寄生します。雌雄異株ですが、雄株は発見されていません。