<チトセカズラ>
     マチン科は、常緑の低木〜高木、つる性などの植物で、世界の熱帯から亜熱帯にかけて分布し、約22属約550種が知られています。花は、両性で放射相称、花冠は5裂し、鐘形又は車形になります。マチンの種子からは、猛毒のストリキニーネという物質が含まれているのが有名です。
     写真のチトセカズラは、本州の兵庫県と中国地方に見られる常緑つる性の木本で、夏に黄色の花を1つの花序に3−8個つけます。個々の花は小さいですが、花の色と形は特徴的で、密に咲いている姿は、とても魅力的です。