<オヤマノエンドウ>
マメ科は、世界中に広く分布し、約650属約18,000種が知られており、種子植物の中で、キク科、ラン科に次ぐ3番目に大きな科を形成しています。熱帯から寒帯まで、低地から高山までの様々な場所に適応しています。花は、一部の属を除き、特徴的な形をしており、蝶形花と呼ばれています。根には根粒菌が共生する種が多く、多様な環境に適応している一つの要因となっていると考えられています。写真のオヤマノエンドウは、本州中部地方の高山に見られる多年草で、マット状に広がった株に、紅紫色の花を多数つけ、高山植物を代表する植物の一つです。 |