<ハイドゥン>
ツバキ科は、木本で、葉は互生し、花は放射相称で子房上位です。花弁は離生するものと、基部が合生するものがあります。おしべは多数で、果実はさく果か核果が多いです。世界に21属約500種が知られており、大部分が東アジアと東南アジアに分布します。写真のハイドゥンは、ベトナム北部に分布する珍しい木で、1994年に日本の調査隊により再発見された紅花のツバキです。正月に咲くことから、現地では寺院などに植えられて珍重されています。葉が肉厚で、茎を抱くことから、 種小名にもamplexicaulis(「茎を抱く」の意味)という名前がついています。 |