<ハコベホオズキ>
     ナス科は、世界の熱帯から温帯に広く分布し、90属、約2000種が知られています。草本又は低木のものが多く、葉は互生して托葉はありません。茎の先端又は葉腋に集散花序又は1個の花をつけます。ナス、トマト、トウガラシ、ピーマンなど、有用な植物も多いです。
     写真のハコベホオズキは、南米原産で広く世界に帰化している多年草で、つる状に伸びて長さは3m程度になります。日本では、関東地方以西の日当たりのよい道路沿いなどにまれに見られます。地下茎から新苗が出て、群生します。11月から12月にかけて壺状の小さな花をつけます。