<エンシュウハグマ>
     キク科モミジハグマ属(Ainsliaea)は、日本や中国などに約30種ほどがみられます。多年草で、根生葉はロゼット状になり、花茎が出て花をつけます。頭花は、すべて3小花からなり、めしべが3本突き出た独特の頭花となります。花冠は5裂し、外に反り返ります。3小花なので、1頭花あたり15枚の花弁があるように見えます。
     写真のキッコウハグマは、東海地方の山地の乾いた木陰に生えます。モミジハグマ属の花は白色が基本でありますが、本種は淡いピンク色をしており、とてもきれいです。