<ナンバンキブシ>
     キブシ科は、ヒマラヤから東アジアに分布する半常緑又は落葉の低木または小高木で、1属5〜6種ほどが知られている。葉は互生し、有柄、単葉で縁には鋸歯がある。花は前年の枝に腋生する下垂の尾状花序につく。
     写真のナンバンキブシはキブシの変種で、山口県、四国、九州(奄美大島・徳之島まで)に分布する高さ3m程度の落葉低木。キブシより花序が長く、見ごたえがある。果実は20mmに達する。