<ハナネコノメ>
     ユキノシタ科ネコノメソウ属は、小型の多年草で、走出枝や球芽を生じ、しばしば群生します。北半球の温帯〜亜寒帯に分布し、約55種が知られており、日本も分布の中心域に位置しており、日本では14種が知られています。
     写真のハナネコノメは、シロバナネコノメソウの変種で、福島県から京都府にかけて分布し、毛が少なく、走出枝の葉の鋸歯が5個、雄しべは萼裂片より長く、突き出ます。約は暗紅色ですが、写真の個体は色が薄く褐色でした。