<カラクサケマン>
     ケシ科カラクサケマン属のカラクサケマンは、ヨーロッパ原産で、南北両半球の温帯地域に広く帰化しています。1年草又は越年草で、農耕地の空き地などに生えています。日本には明治時代に渡来したとされています。
     草丈は20cm程度で、葉は3回羽状複葉、花は長さ8mmほどの紅紫色で、春に花茎に総状に集まって付きます。キケマン属のムラサキケマンに似ていますが、萼片が大きく、果実は堅果で種子は1個であることが異なっています。