<アカボシタツナミソウ>
     シソ科タツナミソウ属は、世界に広く分布し、およそ200種が知られています。1〜多年草又は半低木で、葉には鋸歯があります。花は総状に頂生又は脇生し、2個づつ一方向に偏ってつきます。花筒が長く、属名の由来となっています。
     写真のアカボシタツナミソウは、屋久島〜沖縄諸島に分布する多年草で、茎は基部が地をはい、先が直立して長さ20cm程度になり、先端に花序をつけます。花は1月〜5月くらいまで見ることができます。沖縄でも1月は花が少ない時期ですが、そんな中で、この植物は自己主張するかのように道路脇や林縁に花をつけています。和名は、葉の裏側に赤褐色の腺点が密にあることに由来します。