<ヤナギラン>
     アカバナ科のヤナギラン属は、美しい大型の花をつける多年草で、葉は互生し、花は両性、4数性の離弁花で、総状花序を付けます。北半球の温帯〜寒帯に約10種知られ、日本にはヤナギランの1種があります。
     写真のヤナギランは、北海道と本州中部以北の高原の草地ややや湿った場所に見られる多年草で、高さは1.5m程度になります。夏の草原に群生する姿はとてもきれいです。果実は細長く、熟すと4片に縦裂し、白くて長い毛をつけた種子を散らします。