タカサゴユリ<高砂百合> ユリ科 ユリ属 Lilium formosanum

 多年草。台湾原産であるが、各地で自生している。高さ80cm程度。8−9月に開花。花の外側は赤褐色を帯びている。種子繁殖力が強く、各地で野生化している。別名ホソバテッポウユリ、タイワンユリ。
 なお、日本の各地で野生化している個体は、タカサゴユリとテッポウユリとの交雑種であるシンテッポウユリが逸脱して野生化したものとされる。しかし、種子繁殖により世代交代を繰り返すうちに、テッポウユリの形質が発現しなくなり、タカサゴユリの形質(花の咲き方や咲く傾き、葉の形など)を発現していると思われるため、この図鑑ではシンテッポウユリとせずに、タカサゴユリとした。

分布 台湾原産
花期 8−9月
撮影 箱根(植栽) 00.8.27




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