スエコザサ<寿衛子笹> イネ科 アズマザサ属 Sasaella ramosa var. suwekoana 本州の宮城県以北に見られる常緑の笹。高さ40cm程度。葉は長さ10cm程度の被針形。牧野富太郎が仙台市で発見し、牧野を支え続けた妻・寿衛子に感謝して、亡き妻に感謝して献名した。現在ではアズマザサの変種となっている。 牧野富太郎は、日本の植物分類学の礎を築いた植物分類学者である。その牧野は、シーボルトがアジサイの学名に妾のお滝の名前を献名したのを痛烈に批判したとされるが、その牧野も自分の妻に献名した。なお、どちらの名前も今では異名となってしまったのは皮肉なことである。 分布 本州(宮城県以北) 花期 − 撮影 高知県(植栽) 05.10.16 |