ナンバンハコベ<南蛮繁縷> ナデシコ科 ナンバンハコベ属 Cucubalus baccifer

     山地の林縁に見られるつる性の多年草。茎は細く、多くの枝を出して木にからまる。葉は対生し、長さ3cm程度の広披針形。夏から秋に開花。5個の花弁は途中で急に外側に曲がり、深く2裂する。果実は球形、熟すと黒くなる。和名は、南蛮渡来の意味ではなく、花の形が異風なことに由来する。

    分布 北海道〜九州
    花期 6−10月
    撮影 北九州市福智山 03.9.28




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