ケシ<罌粟> ケシ科 ケシ属 Papaver somniferum

     小アジア原産の一年草。阿片を採取するために品種改良されている。高さ1.5m程度。春に開花。阿片は、果実に傷を付けて出てくる乳液から製造される。阿片の有効成分のモルヒネは、強力な鎮痛作用を有しており、医薬品として欠かせない。モルヒネからはより強力なヘロインが作られる。麻薬に転用されることを防止するため、一般の人は栽培が禁止されている。写真は、植物園の金網で厳重に隔離されたほ場で栽培されていたものである。

    分布 小アジア原産
    花期 5−6月
    撮影 シーボルト植物園(植栽) 03.4.28




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