カミガモソウ<上賀茂草> ゴマノハグサ科 オオアブノメ属 Gratiola fluviatilis

     池のほとりなどの湿地に見られる1年草。高さ10cm程度。葉は対生し、長さ3cm程度の卵形で先は鈍い。全体に毛が生えていて、ビロードのような感じがする。夏〜秋に開花。和名は、京都の上賀茂で発見されたことに由来するが、発見された場所は絶滅したとされる。写真は、長崎県内で発見され、保護活動が行われているところで、イノシシよけの柵が張り巡らされていた。いつまでも生き残ってほしいものである。
      
    分布 本州、九州
    花期 8−9月
    撮影 長崎県佐世保市 06.8.20




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