![]() | ![]() |
ハマボウフウ<浜防風> セリ科 ハマボウフウ属 Glehnia littoralis 海岸の砂地に見られる多年草。高さ10cm程度。根茎は太く、地中深く垂直に伸びる。葉は、柄のある2回3出羽状複葉を砂の上に広げる。初夏に開花。果実は密生し、長さ約5mmの球形となる。果皮には稜があり、熟すとコルク質となって散り広がる。若葉を刺身のつまにしたり、葉柄とともに和物などにする。海岸工事や乱獲などで生育地が狭まっている。和名は、朝鮮半島のボウフウに似ていて、海岸に生育することに由来する。写真右は果実期の個体。 分布 北海道〜沖縄 花期 5−7月 撮影 佐賀県唐津市 04.5.8、 長崎県加津佐町 03.6.8 |